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会長からのメッセージ

会長からのメッセージ
函館ラ・サール高校同窓会会長 齊藤 裕志
 
言葉に出す必要もなく私達は、函館ラ・サール学園卒業生であり、同窓会会員でもあります。
 本学園は、カソリックのキリスト教学校修士会(ラ・サール会)によって、昭和三十五年(1960)に創立され、すでに半世紀が過ぎ去りました。
平成29年(2017)2月1日、178名の諸君が卒業しましたが、創立以来同窓会員総数が14,341名を数えるに至りました。振り返れば、昭和7年(1932)に4名のカナダ人・ブラザーが来函したことが、本邦に於けるラ・サール会歴史の始まりでもありました。彼らの目的は、この函館に男子校を創ることでしたが、諸事情からすぐには実現しませんでした。来日して以来、太平洋戦争を挟んでの20数年間に及ぶブラザーの労苦は、筆舌に尽くしがたいものがあったと聞いております。そのことについては最初の日本人ブラザーの一人、石井恭一先生の「道のり―日本ラ・サール会略史―」に詳しいので是非お読み頂ければと思います。
 今は亡き恩師、遊佐悦大先生は、常日頃より来日したブラザー方への畏敬の念を持つことの大切さを、お会いする度に小生に説いておられました。ブラザーの存在無くして本学園の存在意義は無いのだと、熱く語られていたのを思い出します。私達同窓会員は、この歴史的事実を把握し、来日した凡そ百名にも及ぶブラザーによって本学園が創立され、発展してきたことを、決して忘れることがあってはなりません。
 ラ・サール会総長であった、ブラザー・アルヴァロ・ロドリゲス先生は、「同窓生の皆さんが受けたラ・サール教育の特徴は何か?同窓生の皆さんは、自分たちがラ・サール生として獲得した活力を、現代の若い人々に伝えるためにどのように立ち向かうのか?現代の若い人々は信仰・奉仕・共同体のラ・サーリアンスピリットから、どのような感動を受けるのか?」と我々に繰り返して問うておられます。加えて、「十七世紀の一人のフランス人カトリック司祭、聖ジャン・バチスト・ド・ラ・サールは、二十一世紀の我々日本人に、どんなメッセージを送ろうとしているのか?」とも問うておられます。
 「在校時の思い出話を懐かしむだけの同窓会員では、真のラ・サーリアンではない」と世界同窓会総会の場で語っておられます。
 本同窓会は、この数年間で会員諸氏の協力のもと、まず組織の改革を図りました。母校のある函館に本部を置き、主だった地区に札幌、函館、東北、東京、西日本の五つの支部を改めて設立しました。理事会、評議員会を開催し、同窓会の円滑な運営と共に各支部が活発な活動を出来ることを第一義的にと考えております。
 今後は組織の充実は勿論のこと、学園と緊密な協力関係を築いて、今以上に母校をサポートしていかなければと思っております。「聖ラ・サールの精神とは?」「ラ・サーリアンとは?」「ラ・サールファミリーとは?」日々これらを己に問いながら、人間は自分のためだけではなく、人のためにも生きることが出来ると考えてみたら如何でしょうか。

 
左より、マリー・マルセル修道士、マルシアン・ローラン修道士(後の初代校長)、メラン・ダニエル修道士、マリー・リゴリ修道士
 
2017年03月26日00時29分